お知らせ

News

どう変わった?IT導入補助金2024年の制度概要

IT導入補助金2024年

IT導入補助金は、中小企業等の労働生産性の向上を目的として、業務効率化やDXの推進、サイバーセキュリティ対策、インボイス制度への対応等に向けたITツールの導入を促進させるものです。

2024年も継続することが発表されましたので、概要やポイントを紹介します!

2024年初回公募は、2024年2月中旬~開始予定です。

◯前回からの相違点

①2023年には無かった「インボイス枠」

小規模事業者の補助率(補助金50万円までの部分)について80%の補助率となります。インボイスに関連のない会計・決済・受発注ツールについては対象”外”に変わり、これまでコロナ対策で例外的に認められていたECサイト制作が正式に支援が終了。今後はECサイト制作も補助対象外になります。

②EC機能の除外: EC機能が補助対象から外れることになりました。※ただし、インボイスに対応した決済システムは対象となる見込みです。

 

◯補助金の枠と補助額

〈通常枠〉

・生産性の向上に資するITツール(ソフトウェア、サービス)の導入費用を支援します。・クラウド利用料を最大2年分補助し、保守運用等の導入関連費用も支援します。

【活用例】勤怠・労務管理ツール、会計ソフトウェア、顧客管理システムなど

 

〈複数社連携IT導入枠〉

10者以上の中小企業・小規模事業者等が連携した、インボイス制度への対応やキャッシュレス決済を導入する取組等を支援します。連携のための事務費・専門家費も補助対象です。

2024年度の具体的なスケジュールに関する情報はまだ2023年12月1日現在発表されておりません。

 

〈インボイス枠〉

◯インボイス対応類型

・インボイス制度への対応に特化した支援枠で、”インボイスに対応した”会計・受発注・決済ソフトに加え、PC・タブレット・レジ・券売機等のハードウェア導入費用も支援します。

・小規模事業者は最大4/5補助し、補助下限は無く安価なITツール導入も支援します。

【活用例】インボイス発行の手間を効率化するため、「会計ツール」を導入。経理担当が手作業で行っていた出納管理が自動化され、バックオフィスの効率が全体的に向上。

◯電子取引類型

・取引関係における発注者(大企業を含む)が費用を負担してインボイス対応済の受発注ソフトを導入し、受注者である中小企業・小規模事業者等が無償で利用できるケースを支援します。

 

〈セキュリティ対策推進型〉

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が公表する「サイバーセキュリティお助け隊サービスリスト」に掲載されているセキュリティサービスの利用料を支援します。

 

まとめ

生産性向上に取り組む中小企業・小規模事業者等を支援するとともにインボイス制度への対応も見据えつつ、企業間取引のデジタル化を強力に推進するため、補助率が引き上げられています。IT導入補助金にご興味をお持ちの方は、ぜひ弊社にご相談ください!