事業再構築補助金やものづくり補助金など、中小企業庁の補助金を紹介しましたが、観光庁からも多くの補助金がでています。
日本の観光業はコロナ禍を超えて、新たな展開を始めており、それに伴いインバウンドや、観光地域づくりなどのための予算が多く振り分けられていますので、本記事では観光庁の補助金をいくつか紹介します!
1.地域における受入環境整備促進事業
ストレスフリー・バリアフリーで快適な旅行を満喫できる環境及び非常時においても安全・安心な旅行環境の整備を行う事業への補助となり、観光施設・宿泊施設・公共交通機関等様々な場所で活用できます。
駐車場設備や多言語翻訳機の導入、施設のバリアフリー化などの取り組みに補助されます。
補助率:1/2 上限は500万円
出典:観光庁HP
2.ICT等を活用した観光地のインバウンド受入環境整備の高度化
全国の観光地における個々の観光スポットや広域的な周遊に係る一体的な環境整備の取組等を支援する補助金です。
多言語化やキャッシュレス決済等の整備、ユニバーサル対応、無電柱化、サイクリング整備などその他にも様々な事業の補助がでます。
補助率:1/2もしくは1/3
出典:観光庁HP
3.持続可能な観光推進モデル事業
観光GXや自然環境・地域資源の保全・活用等に関する取組を推進し、国際認証の取得等を通じたモデルケースを創出するなどの取り組みに補助されます。
GX推進のためのモデル事業や、観光計画の策定支援などに活用できます。
補助率:1/2
出典:観光庁HP
4.地域観光新発見事業
地域の観光資源を活用した地方誘客に資する観光コンテンツについて、十分なマーケティングデータを活かした磨き上げから適時適切な誘客につながる販路開拓及び情報発信の一貫した支援を実施するものです。
企画開発、イベント開催、HPやパンフレット作成などに活用できます。
補助率:補助額400万円まで定額 400万円以上は1/2
出典:観光庁HP
5.特別な体験の提供等によるインバウンド消費の拡大・質向上推進事業
早期にインバウンド消費額5兆円を達成し、一人当たり消費額25万円を目指すと同時に、我が国の地方の魅力を世界中に発信・訪日誘客し、その果実を地方へ波及させることを目的とした補助金です。
企画開発、イベント開催、HPやパンフレット作成などに活用できます。
2つの類型があり、事業に合わせて補助金を申請することが可能です
補助率:
類型①インバウンド規模3,000名以上の事業
1,500万円定額 1,500~6,000万円まで補助率1/2(最低事業費:2,500万円)
類型②高付加価値事業
1,000万円定額 1,000~3,000万円まで補助率1/2(最低事業費:1,500万円)(単価3倍以上)
出典:観光庁HP
まとめ
観光庁の補助金予算は、観光業界の成長と地域経済活性化を促進することを目的としています。これらの予算により、事業者は地域経済と持続可能な観光産業の発展を目指し、新たな取り組みに挑戦できる機会が広がっています。
本記事で紹介している補助金は、ほんの一部であり一週間に何件もの応募が開始しています。また、既に応募期限がきてしまったものも、今年中に次回の応募が予定されている補助金も多数あります。 観光・インバウンドに関する補助金についてもぜひご相談ください!!